一時保育から始まるSTORY VOL2~「普通なこと」も子育て中の「非日常」~
今までは普通のことだったのに、子育てがはじまったらその普通が普通ではなくなる。
それは子どもが生まれてから気づいたこと。
とあるママが一時保育のお迎えに来たとき笑顔でこう話してくれました。
「久しぶりに熱いラーメン食べました」
なぜ?と思う方もいるかもしれません。
でも小さい子どもを育てていると、そのような「普通」が「非日常」なのです。
お子さまはその時1歳。なんでも手を伸ばし、口に入れる年頃です。
自宅でも子どもにごはんを食べさせてから自分の食事。
いつもご飯は冷めています。
外食も子どもが食べられるものがあるかが選択の条件。
結局食べたいものが食べられません。
とりわけして食べると、そのメニューを子どもが気に入ったら自分の口にはほとんど入らないことも。
それがこの一言に表れています。
「久しぶりに熱いラーメン食べました」
熱い麺を食べたいとき。
外食では子ども優先で熱い食べ物は避けます。
自宅での食事では子どもが触ってもやけどしない熱さに冷ましてから食べたり、子どもに食べさせた後に食べたり。
好きなものを好きな時に好きなように食べることができないことが日常茶飯事。
食事の時間が楽しくない。
食事の時間がストレスフル。
そんなことも日常茶飯事。
「食事」「トイレ」「睡眠」
すべてが自由にできない。
それが自由にできる幸せをたまに感じてもいいと思います。
毎日、子どもの成長を感じられる幸せ。
でもときどき自分自身の幸せを感じるのも大切だと思います。