『忙しい』と言う前に・・・
板橋区は今日保育園の入園内定が発表されますね。
0歳は浮間舟渡駅前にある2歳児クラスまでの『にりんそう保育園』に空きがあるようですが、1歳2歳はほぼ定員に達しているようですね。板橋区は保育園入園申込者に対する内定率が高い自治体ではありますが、保活が厳しいことには違いありません。
以前、旅行先で少し時間があったので国宝のお寺に立ち寄りました。境内を見学して門から出るところで一人の僧侶に声をかけられました。
「忙しいという漢字は『心を亡くす』と書くんです。『忙しい』と言うということは『わたしには今、心がありません』と言っているようなものなんですよ。」
その僧侶がなぜ私たちに声をかけてきたのか、その理由はわかりません。忙しそうにしているように見えたのでしょうか。確かに『忙』という漢字はりっしんべん(心)となくす(亡)から成り立っています。
子育て中はいろいろなことに『忙しい』と言ってしまいますが、『忙しい』という言葉が頭に浮かんだとき『今わたしの心はここにないんだ』ということを、一度立ち止まって考えてみるようにしたいものです。ほんのわずかかもしれませんが、きっとやさしい気持ちになることができるのではないでしょうか。『忙しい』をほかの言葉に置き換えてみたら・・・たとえば『頑張っている』など・・・きっと目の前が明るく開けてくるかもしれません。
同じように、ネガティブな発言をしてしまいそうなとき、人の言動が気になるとき、思考や発言をポジティブに変えてみると、きっと笑顔が増えます。そして気持ちが楽になります。
たとえば
泣き声がうるさい・・・元気だね
疲れた・・・頑張った
もう無理・・・できる限りのことはやった
言葉に出したことは『自分はそうなんだ』と人の脳は勘違いするそうです。それは他人に対して言ったことも『自分のこと』として認識するらしいです。人に対しても自分に対しても、前向きな考え方で前向きな言葉を使うようにしたいですね。
さて、先週から見学に来られる方が増えています。
平成29年度の月極保育の0歳児枠が月曜・水曜・金曜は定員に達しましたので、火曜・木曜のみ受け入れが可能です(一時保育はご相談ください)。1歳児以上はどの曜日でもご利用が可能です。
見学に来られるお父さま・お母さま、みんな本当に毎日頑張っていらっしゃるんだなと改めて感じます。
『子どもがいるから何かを諦めた』
そんなパパやママが少しでも少なくなってくれるように、わたしたちも頑張っていきたいと思います。